あなたは小売業にどんなイメージをもっていますか?
いろんなイメージがあると思いますが、特に多いのが「小売業は転勤が多い」というイメージです。悲しいことにそのイメージ通り、小売業は転勤が非常に多い。。。
なぜ小売業に転勤が必要なのでしょうか?
なぜそんなに人を入れ替える必要があるのでしょうか?
今回は「小売業界で転勤が多い4つの理由」について紹介していきます!
小売業は深刻な人手不足
小売業は常に人が足りていません。転勤の多さもそうですが、その過酷さゆえに転職や病などの理由で辞めていく人が多いためです。
辞めていく人がいれば当然、その埋め合わせをしなければなりません。ですが深刻な人手不足で、その埋め合わせすらできない…。
「辞める人が多いため、その後継として転勤しなければならない」というのも転勤が多い理由として考えられます。
マンネリ化を防ぐため
小売業は客に飽きられたら終わりです。1度離れた客を呼び戻す・リピーターを確保するには、絶えず店を改良し続ける必要があります。
そのため小売業の多くは店舗のマンネリ化を防ぐために、社員を定期的に転勤させ、常に風通しを良くしておきたいのです。
ですが、「できるだけ転勤せず、長期間1つの店舗で勤務したい!」というのが社員の願いですよね(´・ω・`)
しかし長期間同じ店舗で勤務していると、商品の品揃えやレイアウトに変化をつけられず、客からすれば「つまらない店」になる傾向が強いです。また従業員との仲が深まることで、「手を抜く」「サボる」など仕事に支障がでる場合も…。
売上最優先の小売業。社員よりも利益が大事!
なので転勤が多いのは仕方ありません( ;∀;)
経験を積ませるため
地域によって売れる物・売れる時間帯・客層などは異なります。「売れる傾向が異なる店舗を、いくつか経験させることで社員を成長させたい」という小売業は非常に多い。。。
より経験を積ませたいがために、ガンガン転勤させるのです。
(ほんとに成長につながっているかは微妙ですが…。)
転勤のスパンについては、平均2~3年で転勤を繰り返すことが多かったです。中には半年で転勤する人もいました(´・ω・`)
また転勤距離についても、近隣での転勤から、転居を伴う長距離の転勤まであり、北海道→鹿児島に転勤させられた友人もいました。笑
成長のために転勤させる…
転勤の費用に見合うだけの効果があるのでしょうかね。。。退職者が増えるだけな気がしますが( ´△`)
人事からの嫌がらせ
「扱いに困る人材」というのは少なからずいます。勤務態度が著しく悪かったり、私生活に問題があったり…。
企業側はすぐにでも辞めさせたいのですが、いろいろと五月蝿いこのご時世。そんなわけにもいきません。
そこでその人を辞めさせるために、辞令という形で転勤をさせるのです。無意味に短期間で転勤をさせる、単なる嫌がらせです。そうして個人を追い込んでいき、最終的にはその人を辞めさせる。
私の周りではありませんでしたが、こういった例も少なくないみたいです(´・ω・`)
小売業は人間関係が大事ですからね…
まとめ
会社の規模が大きくなればなるほど、転勤の範囲も広がります。そのため、転居を伴う転勤をさせられる可能性も高くなります。
「将来設計を立てられない」「家族との時間を確保できない」などの理由で小売業を辞めていく人が多いのも事実です。(私もそうでした)
小売業は深刻な人手不足。雇う者と雇われる者では、価値観がかなり異なっているようです(´д`)
「小売業はホワイト」なんて言われる日はくるのでしょうか。。。