苦労した甲斐もあってせっかくスーパーに新卒で就職できたのに、入社して3年も経たずにもうすでに辞めたい…。と思っている正社員って意外と多いんですよね。これを読んでいるあなたも同じような悩みを抱えていませんか?なぜスーパーをすぐに辞めたいと思うようになるか…その3つの理由と、そうなったときの4つの対処法について解説していきます。
同じ悩みを抱えていた人間として言えることは、「行動あるのみ」です。
- スーパーに新卒で入社したけどもう辞めたい
- まだ就職して3年も経ってないけど続けるべきか悩んでいる
- この先どうすればいいのかわからない
という人は必見。
やるべきことを全て尽くしても改善が見られないようなら、思い切って早期転職するのも視野に入れておきましょう。(本記事にはプロモーションが含まれます)
適職診断や適正年収、さらには同じ業界の人がどこに転職できたのかもわかる無料サイトがあるので、こうしたサービスを駆使するのも大事なポイントです。
スーパーに新卒で入社したけどもう辞めたい3つの理由
なぜ苦労して新卒入社したスーパーを辞めたくなるんでしょうか?人によっては
「入社して半年経ってないけど辞めたい」
「もう1年半勤務したけども続けるべきなのか迷っている」
という人もいると思いますが、平成27年度卒の小売業へ就職した新卒者で、就職して3年以内の離職率を見てみると…
- 就職者:45868人
- 3年以内の離職者:17305人(厚生労働省新規学卒者の離職状況より)
その離職率はなんと約38%。
100人入社したとして3年以内に約40人もの人が退職や転職をしているという現実。
なので入社して3年も経過してないけど、現時点で「辞めたい」と思っている人は決して少数派ではないということがわかりますね。
では新卒でせっかく入ったのになぜ辞めたくなるのか?その理由を見ていきましょう。
希望した部署ではなかった
スーパーといえば精肉や鮮魚・青果やお惣菜・日配などの部門があり、GMSであれば衣料品や婦人服・テナントなどの部門もありますが、基本的には入社時に希望する部門を聞かれますよね。
多くの新入社員は「精肉」「鮮魚」などの生鮮部門を敬遠して加工食品や日配、または衣料品を希望したがりますが、衣料品などは特に人員も限られており、また女性社員が多い傾向にあるので希望してもほとんどの人は違う部署に配属されるのが常です。
なので「衣料品に行きたかったのに鮮魚に配属されてしまった…」という場合にはその後のモチベーションを保ち辛くなり、入社直後にも関わらず「辞めたい…」と思ってしまうこともあります。
仕事に興味を持てない
上で紹介したこととつながりますが、希望していない部署に配属された場合には「仕事に興味が持てない」という事態になりますよね。
「衣料品でランドセルの販売をしたかったのに魚を売れと言われても無理だよ…」
というように、
- 希望した部署に配属された
- 全く希望していない部署に配属された
この違いは非常に大きいです。50人~100人ほどの新卒を採用するスーパーであれば、その人数の数だけ希望があるわけですが、人手不足の部門から人数を補充していかないといけないので全員の希望を聞くのは事実上無理なんですよね。
さらに人手が不足している部門ほど新入社員から敬遠される傾向にあるので、希望していないのにそこに配属される可能性も高くなり、結果的にまた辞めていく…。という悪循環に陥ってしまいます。
なので「一番最初に希望した部署に配属されるかどうか」も大事なポイント。
おそらくこれを読んでいる人の中にも、「私も希望してない部署に配属されました!」という人もいるのではないでしょうか。
「自分と同じキャリアの人がどこに転職したのかわかる」ミイダスというサイトがあるので、辞めるかどうか悩んでいる人は調べてみるといいですよ。
人手不足で激務に耐えられない
これは小売業では避けては通れない問題です。当ブログでも何度か説明していますが、「スーパーで人員に余裕がある」という企業はおそらく皆無です。
年末年始やお盆など世間が休んでいるときでも関係なく営業しなければならない、それがスーパーなので、パートやバイトも集まりにくく、そのしわ寄せは正社員へやってきます。
生鮮ならば自分で製造もこなして値付けもして、品出しもやって発注もして、さらには残業時間を抑えなければならないという無理難題を押し付けられ。
さらにはクレーマーによる理不尽な攻撃で精神をすり減らし…という仕事内容は入社して20年にもなるベテラン社員でもキツイです。まだ不慣れな新入社員からすれば、耐えられるわけがありませんよね。こうした負の積み重ねで「辞めたい」と思う新入社員が多いのもまた事実です。
辞めたい時の4つの対処法
辞めたくなった時って、いったいどう対処すればいいんでしょうか?今まさに悩んでいるなら、次で紹介する4つのことを試してみましょう。
上司への相談
新卒ということなら、1人で売り場を任されるということはまだ無いはずです。必ず自分の上に先輩がいますよね。主任や店長など、まずは自分の直属の上司へ相談しましょう。
- 体力的に厳しい
- 精神的に辛い
- 人間関係で悩んでいる
など自分の状況をそのまま素直に伝えましょう。スーパーでは「新入社員が辞めたい」と思うのは日常茶飯事(これってどうなのよ)。上司も今までに1度は経験していることなので、親身になって相談に乗ってくれる可能性も高いです。
部署や店舗を変えてもらう
相談しただけでは解決しないことも多々ありますよね。どうしても部門が合わないと思うなら部門を変更してもらう、というのもスーパーあるあるです。新入社員にはふさわしくないほど忙しい店舗に配属された場合なら、他の店舗へ移動させてもらうというのもアリですね。
転勤が多いためネガティブに捉えられがちな小売業ですが、違う見方をすれば「嫌なら職場を変えられる」というのはデメリットでもありメリットでもあります。
企業からすれば「辞められるのが一番のダメージ」なので、「ホントに辞めたい」という姿勢を見せれば対応してくれる可能性も高まります。辞められるよりは部門移動or店舗移動で解決する方が何倍もマシなわけですからね。
他の企業の求人を眺めてみる
部門や店舗を変えても解決しない可能性も大です。そもそもの社風や制度に不満があり、また「スーパーが自分に合っていない」と自身が思うのなら、部門やお店を変えても解決しないでしょう。
私も就職して間もなく辞めたいと思ってましたが、いろんな企業の求人を眺めていると気持ちが楽になることも多いんですよね。
- 今の条件よりも良い企業があるんだな
と思うことや
- 今よりも待遇の悪い企業もあるんだ…
と他の企業を知ることで視野が広がり、精神的に楽になることもあったので、1度調べてみると良いですよ。
私は求人数が一番多くて適職診断や自分の長所も教えてくれて、しかも全機能が無料のミイダスでよく調べてましたね。
登録は1~2分で完了するので簡単です。
思い切って転職する
スーパーでこの先何十年もやっていけそうなら問題ありませんが、少しでも不安が残るなら思い切って転職してみるのも1つの手です。むしろ現段階で不満があるなら早期転職したほうが賢明ですね。
この記事内でも説明していますが、日本企業全体が人手不足・3年以内の離職者が多数いることもあり、就職して1カ月しか経過してなくても、就職して1年しか経っていなくても転職で不利になることはありません。むしろ「第二新卒」という枠で活動できるので、3年以上経過した人よりも選べる企業の幅はグッと広がります。
有利になるとはいっても、年下の新卒の子と混ざって合説に参加するのは非常に効率が悪く、彼らと同じように活動し内定を獲得できたとしても「優良企業」へ転職できるかどうかはまた別問題。おそらくあなたも
- 合説に参加
- スーパーへ就職
- 現在辞めたいと思っている
このプロセスを経ても今悩んでいるという事実があるわけなので、同じように活動すれば再び「同じ結果」になってしまいかねません。
まとめ:スーパーに新卒で入社したいけど辞めたいなら
入社してすぐに感じた不満はあなたのストレートな気持ちだと思います。
おそらく相談や店舗・部門移動しても「辞めたい」という気持ちは変わりません。私もそうでした。
ただ転職するといっても、勤務経験が浅いので次の職場を「どう選ぶべきなのか」「どう活動を進めればいいのか」「自分に相応しい仕事ってなに?」という不安があると思います。
そういうときには、まずは無料のサービスを使って情報を集めることから始めましょう。