小売業で働くメリットの1つとして、「出会いの多さ」が挙げられます。どちらかと言えば女性比率の方が高いですが、老若男女問わず、全世代の方々が働いています。
さらに、私の周りでは社員の既婚率が非常に高く、9割以上は結婚をしていました。
社内結婚も多く、在職中には何度か友人の結婚式にも出席しました。(私も社内結婚です。笑)
しかし、結婚をしたのは良いものの、その後すぐに転職を決め小売業界を去っていく人が多いのも事実です。私もその1人でした。
なぜ結婚を機に小売業界から転職していくのでしょうか?どこが大変なのでしょうか?
今回は、「小売業界で働いていた私が結婚生活で大変だったこと5選」を紹介していきます!
「小売業から転職」が結婚条件
ちょっと趣旨とはズレますが、実際にあったことです。笑
小売業で社内結婚をする場合、お互いに小売業の大変さを理解しています。そのため、小売業を続けることが、結婚生活に悪影響を及ぼすであろうこともわかっています。
私が妻にプロポーズをした際、結婚をする条件として妻から言われたのが「小売業から転職すること」でした。。。妻と仕事なら、当然妻を選びます。そして実際に転職に成功しましたが、もし転職できていなかったらどうなっていたのでしょうか(´・ω・`)
ノルマだらけで貯金できず
このブログで何度も説明していますが、小売業はイベント毎に予約商品の取り扱いがあります。ハロウィン・クリスマス・ホワイトデー…。何かにつけて、社員からお金を回収しようとします。
近年はいろいろとうるさいので、強制的に予約商品を買わせることはありませんが、なぜか1人あたりのノルマが決められています( ^∀^)しかもノルマを達成するまで、ネチネチ嫌みを言われ続けます。
ノルマは決して安い金額ではありません。1回のイベントにつき、だいたい5万円くらいの支出です。単純計算すれば、
5万円×イベント回数(6回)=30万…
毎年欲しくもない商品に、これだけの金額を使わなければなりませんでした。
ただでさえ給料は安いのに、ノルマのために無駄な出費をする。貯金なんてほとんどできませんでした。
家族と過ごせる時間がない
小売業は拘束時間が長く、1日に12時間以上の労働なんて当たり前です。定時で帰れることは、在職中にはありませんでした。笑
そのため家族と過ごす時間も減り、家事などを手伝う時間も減ってしまいました。。。(といっても皿洗い・洗濯・掃除くらいしかできませんが…)
また、連休なんてほとんど取れません。そのため、どこかへ旅行に行きたくても、そもそも1日しか休みがないため、日帰りで行ける範囲しか無理でした(´・ω・`)
私は妻が大好きなので、もっとコミュニケーションをとりたいのですが、時間がないため難しい部分もあります。もし転職していなかったら、朝早くに出勤し、夜遅くに帰宅する生活を今も続けていたのでしょうか…?
災害時でも出勤
災害時に必要なもの、それは食料や飲料などです。災害時には、小売業は生活必需品を提供できる大事な拠点となります。そのため、雨が降ろうが槍が降ろうが出勤しなくてはなりませんでした。
災害時だからこそ家族と一緒にいたいのですが、残念ながらそうはいきません。(おそらく公務員の方も同じ…?)
また私たち従業員も被災者であり、食料や飲料が必要なわけです。他の被災者と同じように、店に並んででも食料を買いたいわけです。
しかし、並ぶ暇なんてありません。「早く仕入れろ」「ただで配れよ」などと罵声を浴びせられながらも、商品を提供しなければなりませんでした。私たち従業員も被災者ですよ…。並びたくても並ぶことすらできないのですよ…。
感謝なんてされません。仕事なので「やって当たり前」です。災害時でも休めないのは非常に辛かったです( ´△`)
平日休みで予定合わず
小売業では土・日休めることはほぼありません。基本的に平日休みです。平日休みならではのメリットもありますが、子供ができたときのことを考えると厳しい部分もあります。
また、土日しかやっていないイベントにはまず参加できません。友人らとも休みが合いません。妻と一緒に参加したいイベントがあっても行けません。
平日休みの場合は、どこに行っても人が少ないので、「人混みの中を歩き回る」などのストレスはありません。
ですが、やはり土日休みの方々が羨ましい…!
「家族のことを考えると、土日休みの方が良いよね…」と思い、転職に至りました。
(平日休みも悪くはないんだけどね、、、)
まとめ
結婚のことを考えると、小売業界では厳しい部分が意外とあります。
転勤する度に引っ越しや手続きをしたり、家族と過ごす時間が少なくなったり。
特に、プライベートに割ける時間が少ないのが難点です。なんで小売業ってこんなにハードなんでしょうね(;´д`)
(しかも給料は安いし)
全ての小売企業に当てはまるわけではないですが、「小売はブラック」と言われるのも仕方ないのかな…と思います。
小売業って意外と大変なんですよ(´・ω・`)
何はともあれ、ここまで私を支えてくれた妻には感謝です。