小売業からの転職といっても、
小売業から他業界へ
という選択だけではなく、
小売業から小売業へ
という選択をする方も中にはいると思います。
「小売業から小売業への転職」をする際には、「転職できたらそれでOK。」
というわけではありません。いくつか知っておいてほしいことがあります。
今回は「小売業から同業他社へ転職する際の注意点」を紹介です。
小売業から同業他社に転職する際の志望動機
小売業から小売業へ転職する際に悩むのは「志望動機」です。
小売業で働いていたわけなので、仕事内容についてはバッチリ理解できていると思います。
また、業界内の順位や各企業の強みもある程度は把握できていますよね。
しかし気をつけてほしいのは「愚痴を書かない」ということ。
何か不満があるから転職するわけですが、文句を書かないのがポイントです。
ではどう書けば良いのでしょうか?
小売業から小売業へ転職する際には、「キャリアアップ」「スキルの向上」という視点や、同じ業界にいるからこそわかる「その企業の強み」も関連させると志望動機は書きやすいと思います。
「今の企業ではできないけど、転職先ならできること」
をまずは箇条書きにして書き出してみるのも良いかもしれませんね。
小売業の仕事内容は基本的に同じ。
ですが企業毎に特徴や特色があります。
その差を考えてみると、より質の高い志望動機につなげられますよ。
また小売業から小売業へ転職する際には、即戦力が求められます。
自分にできること・できないことを把握しておくと、より具体的に志望動機が書けるはずです。
間違っても、企業の悪いところや愚痴を列挙する志望動機にならないよう気をつけましょう。
在職中の企業に転職先を伝えるべき?
個人的には、同業他社への転職であっても伝えるべきだと思います。
小売業界自体は大きいですが、業界内の人のつながりが意外と強いです。
競合調査などで他企業の店舗へ行った際に、
「あれ、もしかして○○さんじゃない?違う業界に転職したって言ってたのに…」
みたいなこともあります。
店頭で顔を晒して働くわけなので、
「バレなければいいや」
では通用しません。
(せっかく円満に退社しても、その後に関係が悪化するのは避けたいですよね)
同業他社へ転職することを伝えると、中には嫌がらせを受けたり、退職させてくれない場合もあるようです。
企業側としては、
内部の情報を他企業に悪用されるのではないか?
という心配があるので、こうしたことが起こり得るようです。
「前職の内部情報を持ち出して転職先の同業他社で使用する」ということはしてはいけません。
入社時や退職時、こうした内容の書面にサインさせられることもあります。
ですが、
「小売業から小売業へ転職してはいけない」
「転職先を必ず伝えなければならない」
というわけではないので、伝えるかどうかは難しいところですね。
(アパレルからアパレルに転職した方は、転職先を伝えてました。参考までに)
「競業避止義務」についてはこちらが参考になります
(https://www.pasonacareer.jp/column/cat8/180516/)
小売業から同業他社に転職する際は、意外と簡単に転職先が決まるケースが多いようです。
そもそも人手不足の小売業なので、経験者ともなれば「喉から手が出るほど欲しい!」というのが現状だと思います。
同業他者への転職は、「立つ鳥跡を濁さず」ですよ。