みなさんにとってのブラック企業とは、いったいどんな企業でしょうか?
パワハラやセクハラ多発、残業時間が多い、休日出勤あり、サービス残業は当たり前、給料が安すぎる、転勤が多い…
など、ブラック企業といってもその内容は様々です。
また人によってもブラック企業の定義は異なりますよね。
ぶっちゃけ、働いてみないとブラック企業かどうかはわかりません。説明会に参加したり、人事と話しただけでは優良企業かどうかの判断は難しい。。。
採用する側からすれば、社会人経験のない大学生・就活生を騙すのは簡単です。笑
ですが私のように、人事に騙されてブラック企業に就職をしてほしくない…(´・ω・`)
そこで今回は新卒で小売業に就職し、さらに転職まで経験した私が感じた、ブラック企業の見分け方や特徴を紹介していきます!
- 新卒を大量に採用する
- 新卒に即戦力を求める
- 内定後に懇親会多数
- やりがいがお客様に感謝されること
- 説明会に採用担当以外の社員を連れてこない
- 役職や昇格、昇給についての説明がない
- 選考予定時間が大幅に遅れる
- 経営理念がない
- お客様のために
- まとめ~リクナビやマイナビだけで大丈夫?
新卒を大量に採用する
例外はありますが、例えば小売業の場合。これだけ飽和状態の小売業ですが、どんどん出店している企業もあります。ドラッグストアやコンビニなんかは特にその傾向が強いですね。
「離職率が高い」「出店加速」
この2つが揃うと「人手不足」になり、ブラック企業の可能性が高いです。
新規出店すれば当然、既存店から誰かが転勤して新店舗に異動しなければなりません。
また、転勤した人の穴埋めをするために、その既存店に誰かが転勤するか、あるいは人員の補充なしで店舗運営をしなければなりません。
特に多いのは「人員補充なし」です。
人員補充がなければ、当然そのお店の1人あたりの仕事量は増えます。さらに残業時間削減の風潮も強いです。
「1人で終わるはずのない仕事量を、残業せずに終わらせろ」
こんなことを言われると、やがてサービス残業や休日出勤して仕事するようになり、激務で体調を崩し、みんな退職や転職していく。。。
ブラック企業に見切りをつけた退職者が多数いるので、その退職者数を見越して新卒大量採用しなければならないのです。
数十人、数百人で大量採用をする企業には気をつけて下さい(゜〇゜;)
(受かりやすいですが、就職後に必ず転職します。笑)
新卒に即戦力を求める
人が足りていない証拠です。
こういった企業は充分に教育する時間がなく、何もわからない新入社員に大量に仕事を押し付けます。そして重圧に耐えきれず、新入社員も辞めていく…
この繰り返しで人手不足に陥っている企業は多いです。
そもそも、大学は学ぶ場所。
そんな大学生に即戦力を求めている時点でおかしいですよね。
「我々○○会社は即戦力になる人材を求めていいます!」と言っている企業は「弊社はブラック企業です!」と公表しているのと同じです。逆に素晴らしい企業\(^^)/
内定後に懇親会多数
意外と騙されがちです。1度ならまだしも、なぜ数回も懇親会を行う必要があると思いますか?
それは、「内定辞退を防ぐため」「就職後に辞めにくくするため」です。
内定者同士で横のつながりを持たせておき、内定辞退をさせにくい雰囲気を作りたいのです。
また同期同士の仲が良いと、退職や転職の決断がしにくくなります。(私がそうでした。。。)
離職率が高い、ブラック企業である事実を隠したいがために何度も懇親会を開く企業も存在します。
やりがいがお客様に感謝されること
小売業にありがちです。
合説や単独説明会で「どんなときにやりがいを感じますか?」と質問すると、
「お客様にありがとうと言われたとき」「お客様に感謝されたとき」というありきたりな返答をする社員。
やりがいを感じるときはこの他にもたくさんあります。笑
そんな陳腐なことにしかやりがいを感じられない、またはそれしか言えないレベルの社員が大勢いる。
今まで就活や転職でいろんな業界の社員と話してきましたが、こういった企業はだいたいブラック企業です。
説明会に採用担当以外の社員を連れてこない
実際に現場で働く人のリアルな声を知りたいですよね?就職したことのない就活生であればなおさらです。
ブラック企業の場合、「忙しすぎる」「人手不足」のせいで採用活動に人員を割く余裕がなく、説明会などには採用担当者しか参加できません。
また、「リアルすぎる声」を就活生に知られたくないため社員を参加させない場合もあります。
(最近ではブラック企業だと悟られないために社員を参加させる企業が増えてきました。笑)
役職や昇格、昇給についての説明がない
ブラック率かなり高めです。
バリバリ働いて上に行きたい就活生であれば、気になる項目ですよね。
通常の企業であれば、昇進や昇給に関しては明確な基準があるはずです。
それすらもない、または示せないということは、そんな基準もなしに昇格させたり、役職に就かせているかもしれません。
そんな企業を信頼できますか?
努力が全く報われず、トップのワンマン経営で全てが決まる。。。
ゴマすり人間しかいない環境はキツいですよ(^^;)
選考予定時間が大幅に遅れる
社会人は時間厳守。当たり前です。さらに就活生の場合、1日に面接が数件入ることもあり、時間管理は非常に重要ですよね。
しかし、とある企業の選考を受けたとき、選考開始時間が1時間も遅れたことがありました。理由はコピー機の故障。。。
普通は前日までに用意しておくべきですが、ブラック企業に常識は通用しません。
こんな企業に就職すると、時間の概念がないのでサービス残業しまくります。
案の定、ブラック企業として有名な会社でした(´・ω・`)
経営理念がない
企業には進むべき道しるべが必要です。規模が大きくなればなるほど、目標を明確にしないとブレてしまい、あっという間にその企業は衰退してしまいます。
社長の気分で仕事内容が変わったり、方針がコロコロ変われば、働く従業員は非常に大変です。経営理念すらない企業は、高確率でブラック企業だと思います。
お客様のために
私が1番嫌いな言葉です。笑
小売業はこの言葉が大好きですね( ^∀^)
働く従業員は「お客様のために」なんて全く思ってません。
むしろ「自分のために」しか働いてません。
「お客様のために」と本気で考えているのは社長などのトップのみ。
客が金を出せば出すほど、自分の懐を肥やせますからね。(^^)
普通に考えて、知らない誰かに尽くせって異常です。客のワガママに付き合わされ、客のために働き続けても給料は全く変わりません。
客のことしか考えず、従業員のことを考えていない企業は、間違いなくブラック企業です。(実際に私が働いてた企業がコレでした)
まとめ~リクナビやマイナビだけで大丈夫?
就活生がブラック企業を見破る方法。
長々と説明しましたが、1番良いのは実際に働いていた人の口コミを転職サイトで見ることです。稀に嘘を書き込む人もいますが、結構役に立ちますよ。
また、転職サイトで常に求人を出している企業には気をつけて下さい。
必ず悪い理由があります。
ホントに良い企業は頻繁に退職者が出ないので、求人を出す必要がないですからね。
また、就活サイトで少しでも多くの情報を入手するのも大事。
リクナビやマイナビはもちろんですが、意外と知られてないのが就活生が感じるリアルな就活情報【就活ノート】 。
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